自分の歯の色はどれくらい?シェードガイドの見方とセルフチェックの注意点

「自分の歯は、どれくらい黄色いのだろう?」
「ホワイトニングをする前に、今の歯の色を知りたい」
このように、自分の歯の色が気になったことはありませんか?
歯の色は一人ひとり異なり、黄色みや明るさにも個人差があります。見た目だけでは、着色汚れによるものなのか、歯そのものの色なのかを判断しにくいこともあります。
そこで参考になるのが、歯の色を確認するための色見本「シェードガイド」です。
今回は、シェードガイドの見方や自宅でできるセルフチェックの方法、確認するときに気をつけたいポイントについて解説します。
1. シェードガイドとは?
シェードガイドとは、歯の色を確認するために使用する色見本のことです。
歯科医院では、ホワイトニング前後の歯の色を比較したり、詰め物や被せ物の色を選んだりするときなどに使用します。
シェードガイドにはさまざまな種類がありますが、代表的なもののひとつが「VITAシェードガイド」です。
色味や明るさの違いによって複数の段階に分けられており、歯の色を確認する際の目安になります。
ただし、シェードガイドは単純に「白い・黄色い」だけを判断するものではありません。歯の色味や明るさなどを組み合わせて確認するために使用されます。
2. シェードガイドの見方
VITAクラシカルシェードガイドでは、アルファベットと数字を組み合わせて歯の色を表します。
主な分類は次の4つです。
- A系: 赤みを帯びた茶色系
- B系: 赤みを帯びた黄色系
- C系: 灰色系
- D系: 赤みを帯びた灰色系
さらに、同じ系統の中でも数字によって色の段階が分けられています。
例えば、A系にはA1、A2、A3、A3.5、A4があります。
ただし、数字が小さければ必ずしもすべての色味の中で白いというわけではありません。異なる系統の色を比較する場合は、数字だけで判断せず、実際の色見本を確認することが大切です。
また、シェードガイドの種類によって分類方法や色の段階が異なるため、異なる製品同士を単純に比較することはできません。
3. 歯の色は自分でもチェックできる?
シェードガイドがなくても、鏡を使って自分の歯の色を確認することはできます。
ただし、自宅でのセルフチェックは、あくまで見た目の目安です。正確な歯の色を判定するものではありません。
自宅で確認する場合は、次のポイントを意識してみましょう。
1.自然な光のもとで確認する
歯の色は、照明の種類や光の当たり方によって違って見えることがあります。
暖色系の照明の下では黄色みが強く見えたり、照明や画面の設定によって実際より白く見えたりすることもあります。
できるだけ自然な光が入る場所で確認し、照明の違いによる見え方の変化にも注意しましょう。
2.歯の一部分だけで判断しない
歯は、場所によって色味や透明感が異なって見えることがあります。
そのため、前歯の一部分だけを見て、口全体の歯の色を判断するのは避けましょう。
気になる部分がある場合は、ほかの歯と比較しながら確認してみてください。
3.スマートフォンの写真だけで判断しない
スマートフォンで歯を撮影すると、自分の歯の色を記録しておくことができます。
一方で、カメラの設定や周囲の明るさ、画像の補正などによって、実際の色とは異なって見える場合があります。
写真は変化を振り返るための参考にはなりますが、正確な歯の色を判断するためのものではありません。
🩺【歯科衛生士のコメント】
シェードガイドを使うことで、ご自身の歯の色味や明るさを知る目安になります。
もし、ご自身の歯の色が思っていたより暗く感じても、落ち込む必要はありません。
もともとの歯の色や状態によっては、ホワイトニングによって色味の変化を実感でき、口元の印象が変わることもあります。
また、ご自身では「歯が黄色い」「色が暗い」と感じていても、実際にシェードガイドと照らし合わせてみると、思っていたほど暗くない場合もあります。
ただし、シェードガイドをご自宅で使って歯の色を正確に判断するのは、光の当たり方などによって難しいことがあります。
ご自身の歯の色が気になる方は、歯科医院でシェードガイドを使って確認してもらうのもひとつの方法です。現在の歯の色や状態を知ることで、ご自身に合ったケアやホワイトニングについて相談しやすくなります。
4. セルフチェックで気をつけたい3つのこと
自宅で歯の色を確認するときは、見た目だけで判断しないことが大切です。
1.着色汚れと歯そのものの色を区別する
歯が黄色く見える原因は、コーヒーや紅茶などによる着色汚れだけではありません。
歯そのものの色や、加齢などによる変化が関係している場合もあります。
そのため、黄色く見えるからといって、必ずしも着色を落とすケアが必要とは限りません。
2.ほかの人の歯と単純に比較しない
歯の色には個人差があります。
SNSや広告などで見かける白い歯と自分の歯を比較しても、照明や撮影条件、加工の有無などが異なるため、同じ条件で比較できるとは限りません。
ほかの人の歯の色を基準にするのではなく、自分がどのような色味を希望しているのかを考えることも大切です。
3.自己判断で無理に白くしようとしない
歯の色が気になるからといって、強く磨いたり、研磨作用のある製品を過度に使用したりすることは避けましょう。
また、歯の色が急に変わった場合や、一部の歯だけ色が異なる場合などは、単なる着色とは限りません。
気になる変化があるときは、歯科医院で相談しましょう。
🩺【歯科衛生士のコメント】
シェードガイドを使って、ご自身の歯の色を判断してみたくなる方もいらっしゃると思います。
しかし、歯の色は部屋の明るさや光の当たり方によって、違って見えることがあります。
また、同じ歯でも、歯ぐきに近い部分と先端部分では、色味や明るさが異なる場合があります。
実際に、私自身も歯科衛生士として歯の色を確認する際に、判断が難しいと感じることがあります。
そのため、ご自宅でのセルフチェックだけで判断するのではなく、歯の色が気になる場合は、歯科医院で確認してもらうのがおすすめです。
また、着色が気になるからといって、歯磨きで強くこすり続けると、歯や歯ぐきに負担がかかる可能性もあります。
歯科医院では、歯の色だけでなく、お口の状態や着色の有無も確認してもらえます。必要に応じてクリーニングなどのケアについても相談できるので、自己判断で無理に対処する前に、一度相談してみてはいかがでしょうか。
5. 歯の色が気になる場合は歯科医院で相談を
自分の歯の色を知ることは、今後のケアを考えるきっかけになります。
ただし、歯の色だけを見て、着色汚れなのか、歯そのものの色なのかを正確に判断するのは難しい場合があります。
歯科医院では、歯の表面の状態や着色の有無などを確認したうえで、必要に応じてクリーニングやホワイトニングについて相談できます。
「歯を白くしたいけれど、何から始めたらよいか分からない」という方も、まずは現在の歯の色や状態を確認してもらうとよいでしょう。

まとめ|自分の歯の色を知ることから始めよう
歯の色を確認する際に役立つのが、歯の色見本であるシェードガイドです。
一方で、自宅でのセルフチェックは、照明や撮影条件などによって見え方が変わるため、あくまで目安として考える必要があります。
- シェードガイドは歯の色を確認するための色見本
- 歯の色は明るさだけでなく、色味にも個人差がある
- 自宅では自然な光のもとで確認し、写真だけで判断しない
- 着色なのか歯そのものの色なのかは、自己判断できない場合もある
- 歯の色が気になるときは、歯科医院で相談する
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